「モルック」と打って検索した人が、最初の1分で知りたいことは5つに絞れます。何をするのか、どこから来たのか、誰とできるのか、何がいるのか、どこでやっているのか。この記事はその5つだけに答えます。答えはどれも公式ルールブックか日本モルック協会のサイト、またはモルハブの大会カレンダーから取りました。
ひと目で
- 木の棒を投げて、木のピンを倒すぴったり50点で勝ち。超えたら25点に戻る
- 生まれは1996年のフィンランド伝統競技ではなく、会社が作った新しい遊び
- 2チームあれば試合になる大会は1チーム2〜4人が基本
- 道具は3種類、的までは3.5m投げるのは下手投げ
- この1年で1,132件の大会モルハブの大会カレンダーに載っている分だけで
Q1 何をするスポーツですか
番号の書かれた木のピン(スキットル)を12本立てて、3.5m離れたところから木の棒(モルック)を投げて倒します。点数の数え方が独特で、ここが面白さの9割です。
| 倒れた本数 | 点数 |
| 1本 | そのピンに書かれた番号 |
| 2本以上 | 倒れた本数 |
| 0本 | 0点(ミス) |
12番を1本だけ倒せば12点。12本まとめて倒しても12点。たくさん倒すより、狙った1本を倒すほうが点が伸びる場面が多い、という逆転した感覚があります。
勝ちは「ぴったり50点」です。51点以上になると25点に戻されて試合は続きます(ルールブック5.2)。残り3点なら、3番を1本か、3本倒すかのどちらか。終盤は投げる前に全員が暗算を始めます。
倒れたピンは、倒れた場所でそのまま立て直します(2.3)。だから試合が進むほどピンは散らばり、狙いやすいピンと遠いピンができていきます。3回続けてミスをすると、そのセットは失格です(5.3)。
Q2 どこの国の、いつからの遊びですか
フィンランドです。ただし「昔からの伝統競技」ではありません。日本モルック協会のサイトでは、フィンランド・カレリア地方の伝統的なゲーム「キイッカ(kyykkä)」を元に、Lahden Paikka社(当時Tuoterengas社)が1996年に開発した、と説明しています。
つまり、モルックは30年ほど前に生まれた道具の名前でもあり、遊びの名前でもあります。投げる棒そのものを「モルック」と呼ぶので、「モルックを投げる」は正しい言い方です。
Q3 誰と、何人でできますか
日本モルック協会のサイトは「2チーム以上で対戦」とだけ書いていて、1チームの人数は決めていません。家族で2対2でも、公園で1対1でも試合になります。
大会に出るときは人数の枠があります。公式ルールブックでは1チームが試合に出る人数を2人・3人・4人の3通りで決めていて、それぞれ控えを含めた登録の上限は3人・4人・6人です(4.2〜4.4)。
| 試合に出る人数 | 登録の上限 |
| 2人 | 3人 |
| 3人 | 4人 |
| 4人 | 6人 |
年齢や性別の区別はありません。協会のサイトは「とても簡単なルールで老若男女問わず楽しめます」と書いています。下手投げで3.5mなので、力より狙いの競技です。
Q4 何が必要で、どれくらいの場所がいりますか
道具は3種類だけです。
モルック
何か:投げる棒|大きさ(公式):長さ約22.5cm、太さ約5.9cm
スキットル
何か:倒すピン、12本|大きさ(公式):高さ約15cm、太さ約5.9cm
モルッカーリ
何か:投げる位置を示す板|大きさ(公式):長さ約96cm
ピンまでの距離は3.5m(誤差±0.1m)です(2.1)。ただし倒れたピンは倒れた場所で立てるので、試合が進むとピンは奥へ散ります。3.5mの先にもう数mの余白がいります。芝生でも土でも体育館でもできます。
道具は市販のセットを買うのが早い方法です。モルハブでは正規品の見分け方をまとめています。
Q5 日本でどれくらいやっている人がいますか
競技人口の公式な数字は見つかりません。代わりに、大会の数で答えます。モルハブの大会カレンダーに載っている大会は、2025年10月19日から2026年10月18日までの1年で1,132件、開かれた都道府県は46でした。土曜と日曜で937件、平日も195件あります。
世界大会もあります。日本モルック協会のサイトによると、2024年の世界大会には15の国・地域から643チーム(約3,200人)が参加しました。
これから開かれる大会は大会カレンダーで県ごとに探せます。2026年10月18日の時点では、カレンダーに載っていたこれからの大会173件のうち33件に「初心者歓迎」の印が付いていました。
5つの答えを1枚に
| 知りたいこと | 答え |
| 何をする | 棒を投げてピンを倒す。ぴったり50点 |
| どこから | フィンランド、1996年 |
| 誰と | 2チームあれば。大会は2〜4人 |
| 何がいる | 棒・ピン12本・板。的まで3.5m |
| どこで | この1年で1,132件の大会、46都道府県 |
ルールの続きはルールのページにあります。読むより投げるほうが早い競技です。
出典
- 日本モルック協会「モルックとは」
- 日本モルック協会「日本モルック協会とは」
- 公式ルールブック(2.1・2.3・4.2〜4.4・5.2・5.3)
大会の件数はモルハブの大会カレンダーに載っている大会を2026年10月18日時点で数えたもので、日本の大会すべてではありません。
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文:MOLKKY HUB編集部
アイキャッチ: 写真: Jimbeimol / CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)を切り抜き、文字を重ねています。
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