海外のモルックYouTubeを1チャンネルずつ見ていく連載の第3回です。第2回のTerassimölkkyに続いて、今回は韓国の「세상놀이연구소」のチャンネルを見ていきます。チャンネルのIDは「@worldplaylab」で、名前の「세상놀이연구소」をこの記事では世界遊び研究所と訳します。数字はすべて2026年10月5日の時点のものです。
世界遊び研究所はどんなチャンネルか
チャンネルの紹介文は韓国語です。「子どもたちはプログラムではなく、人を覚えています」と書かれていて、続けて、訪ねていく木の遊び場「노리카(ノリカ)」を通じて、子どもたちと一緒に遊び、変化をつくっていく、と書かれています。チャンネルの開設は2017年4月11日でした。
モルックだけを扱うチャンネルではありません。動画は147本で、題名に「몰키」(モルック)か「molkky」が入っているのは17本です。ほかには、ノリカの活動や、ボードゲームの紹介、毎日のチャレンジを記録した短い動画などが並んでいます。
- 登録者:981人
- 動画:147本(60秒以下の短い動画が106本、それより長い動画が41本)
- 総再生回数:約16万2,000回
出ているのは「온달」さん
2026年3月の動画の説明欄では、投稿者が「世界遊び研究所の온달(オンダル)です」と自己紹介しています。「1トントラックに自分で作った木のおもちゃとモルックを積み、全国の学校、村、祭りの現場を訪ねます」とも書かれています。2025年3月の動画の説明欄には、온달さんが、韓国で最初で唯一の世界選手権参加チーム「K-MOLKKY」の主将だと書かれています。
説明欄には、2024年に日本の函館で開かれた第19回世界選手権に「K-MOLKKY」が韓国で初めてのチームとして参加したこと、会場には15か国から3,300人以上が集まったことも書かれています。
再生が多いモルックの動画
題名に「몰키」か「molkky」が入った17本のうち、再生回数が多い5本を並べます。題名は編集部の訳です。
| 動画(公開日) | 長さ | 再生 |
|---|---|---|
| モルック紹介映像 2019年10月29日 | 2分33秒 | 4,612回 |
| フィンランドの国民的な遊び、モルックを知っていますか 2025年3月3日 | 7分19秒 | 2,650回 |
| 運だけでは勝てない!第21回モルック大会 2026年5月29日 | 51秒 | 1,783回 |
| 「なんで入るの?」先生も親も本分を忘れる魔性の遊び 2026年4月14日 | 12秒 | 1,665回 |
| 論山の息子「온달」、ミニモルックを持って錦を飾る? 강경중앙초の盛り上がり 2026年4月16日 | 6秒 | 1,165回 |
いちばん見られているのは2019年の「モルック紹介映像」で、次が2025年の「フィンランドの国民的な遊び、モルックを知っていますか」です。
2019年の紹介映像の説明欄には、「フィンランドのモルック。遊び方の紹介映像。面白かったです」とあります。2025年の動画の説明欄によると、モルックは1996年にフィンランドの100年企業のTACTIC社が開発した遊びで、動画では온달さんがルールを説明しています。同じ説明欄には、2025年3月28日と29日に「2025 論山イチゴ祭り杯 第1回全国モルック大会」を開くことも書かれています。論山文化観光財団が主催し、世界遊び研究所と大韓モルック協会が主管する大会です。
ミニモルックと、子どもたちの大会
2023年9月の動画の説明欄には、「講堂や教室などの室内でも試合ができるミニモルックが生まれた」と書かれています。2026年4月の動画の説明欄では、ミニモルックを世界遊び研究所が自分たちで開発したものと紹介していて、忠清南道教育庁の「행복인성놀이」の現場で撮った動画も出しています。
2026年9月28日には、「第1回 忠清南道 児童養育施設・グループホーム モルック大会」の案内動画を公開しました。長さは8分1秒で、107回見られています。
説明欄によると、大会は2026年10月3日(土)に대흥중학교の運動場で開かれる予定でした。忠清南道の12施設・16チームから48選手が参加し、引率の先生や応援団、審判、運営を合わせて約110人が集まると書かれています。主催は「초록우산 어린이재단」(直訳すると「緑の傘 子ども財団」)、主管は世界遊び研究所と大韓モルック協会です。動画は、参加する選手と引率者に向けた、競技方法と大会運営の事前案内の映像だと書かれています。
日本とのつながり
2024年8月には、函館の世界選手権の様子を3日分、動画にしています。1日目は7分14秒・86回、2日目は6分48秒・69回、3日目は17分3秒・101回です。2日目の説明欄には、「第19回世界選手権の予選の結果」とあります。2026年3月には、この大会を振り返る「온달、世界モルック選手権参戦記」(6分8秒・183回)も出しています。
2026年9月28日には、2026年のヘルシンキ世界選手権の決勝(1時間27分33秒・59回)も公開しました。決勝は日本チーム同士のMOON PRISM POWERとPHÖENIXXXで、元の動画は第2回で見たTerassimölkkyのものです。説明欄には、動画と画像は原作者の許可を得て、大韓モルック協会と世界遊び研究所が、韓国でのモルックの普及と試合文化の紹介を目的に掲載したと書かれています。
説明欄には、PHÖENIXXXには、モルックを通じて長く縁が続いているササキさんと息子のレントさんが出場したことも書かれています。投稿者は1年前からこの大会への出場を準備し、参加申し込みもしていましたが、日程の都合でフィンランドへは行けませんでした。「いつかは私たちも、あの舞台にもう一度立つ日を思い描きます」と書かれています。
調べたもの
- 世界遊び研究所(세상놀이연구소)のYouTubeチャンネル(紹介文・動画・説明欄。数字はYouTube Data APIで2026年10月5日に取得)
韓国語の説明欄は編集部が日本語にしています。問い合わせ先などの連絡先は載せていません。
写真:François de Dijon/Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0・トリミング、文字入れあり)。写真はイメージで、このチャンネルの動画とは関係ありません。
文:MOLKKY HUB編集部
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